コインパーキングには様々な形態がありますが、近年注目されている形態の1つが「チケット式コインパーキング」です。 チケット式には様々な特徴があり活用することでコインパーキングの可能性が広がりますが、デメリットにも目を向ける必要はあります。 この記事では、チケット式コインパーキングの概要や増えてきた目的、メリットとデメリットを解説します。
目次
ここでは、チケット式コインパーキングの概要や近年増加している理由について解説します。
チケット式コインパーキングとは、利用時間ではなく1回あたりの利用に応じて前払いで料金を支払う形式のコインパーキングです。 利用者は最初にチケットを購入し、ダッシュボードなど車外から見えやすい場所に置いておきます。 基本的に出入りは1回に限られており、あらかじめ料金を支払った時間内に出庫するようにします。 通常のコインパーキングは利用時間あたりの料金を後払いするのが通常ですから、大きく異なると言えるでしょう。
チケット式コインパーキングが増えてきた背景としては、以下が考えられます。 ・コインパーキング運営の初期コストを抑えるため ・短期の利用ニーズに対応するため チケット式のコインパーキングの場合、土地のアスファルト塗装を行った後は精算機(チケット購入機)を設置するだけでスタートできます。 通常のコインパーキングで必要なフラップ板などの設置が不要であるため、初期コストを最小限に抑えることが可能なのです。
ここでは、チケット式コインパーキングのメリットとデメリットを紹介します。
チケット式コインパーキングメリットとしては、以下が挙げられます。 ・初期コストを大きく抑えられる ・定期メンテナンスが必要な機器が少ないため、ランニングコストも抑えられる ・砂利の駐車場でも運営可能であり、舗装費をかける必要もない チケット式のメリットは、とにかくコストを抑えられることです。 コストを抑えると黒字化しやすくなり、収益を上げるのが難しい郊外でもコインパーキング設置がしやすくなります。 また、利用料金を抑えることもでき、利用者目線に立ってもメリットはあると言えるでしょう。
チケット式コインパーキングのデメリットは、以下の通りです。 ・比較的粗く画一的な料金設定しかできない ・不正駐車が発生しやすい ・短時間利用者には割高になることも チケット式ではフラップ板などを設置しないため、利用時間を把握することが不可能です。 そのため料金設定は「1回○○円」など粗く画一的にせざるを得ません。 また、不正駐車をしやすい運営形態でもあるため、多くのケースで利用者のモラルに頼る必要が出てきます。
チケット式コインパーキングとは、料金を前払い制にすることで利用車両の管理コストなどを下げ、低コストで運営する形態のコインパーキングのことです。 チケット式コインパーキングにはメリットだけでなくデメリットもあるため、設置検討時には地域性などを鑑みて判断するようにしましょう。
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