コインパーキングで不正出庫があった場合の対処法

無人で運営するコインパーキングでは、不正出庫による被害を受けることがあります。不正出庫とは、お金を払わず自動車を出庫すること。このようなケースで料金を請求することはできるのでしょうか。お困りの方へ、料金請求の可否と対処法を解説します。以下の情報を参考に、トラブルを解決してみてはいかがでしょうか。

コインパーキングでの不正出庫に料金請求できる?


不正出庫を確認すると、気になるのが「駐車料金を請求できるか」ですよね。踏み倒された料金を取り戻すことはできるのでしょうか。

・駐車した時間分の料金を請求できる


不正出庫であったとしても、駐車場を利用しているので利用契約は成立していると考えられます。よって、不正出庫した人物は駐車料金を支払う義務を負います。にもかかわらず、駐車料金を払わない場合は、債務不履行責任を負います。コインパーキングの経営者は、不正出庫した人物に駐車料金を請求できます。

・もともと料金を払う気がない場合


ロック板を踏みつけているなど、もとももと料金を支払う気がない場合は、利用契約は成立していないと考えられます。よって、不正出庫した人物は駐車料金を支払う義務を負わない可能性があります。代わりに負うのが、損害賠償責任です。コインパーキングの経営者は、駐車料金相当の損害賠償請求を行うことができます。

不正出庫した人物に料金請求する方法


ケースにより異なりますがコインパーキングの経営者は、不正出庫した人物に駐車料金を請求できます。具体的に、どのように請求すればよいのでしょうか。

・内容証明郵便で請求書を送付


ナンバープレートなどの情報から人物を特定できる場合は、配達証明付き内容証明郵便で請求書を送付します。配達証明付き内容証明郵便で送付する理由は、誰に何を送ったのか明らかにするためです。相手が支払いを拒否する場合や相手からの反応がない場合は、より専門的な対応が必要になります。弁護士などに相談しましょう。

・コインパーキング業者に運営・管理を依頼


専門的な知識を必要とする場面があるので、コインパーキング経営に慣れていない方が一人で不正出庫に対処することは難しいといえるかもしれません。あてはまる方は、コインパーキング業者に運営・監理を依頼するとよいでしょう。契約内容次第では、駐車料金の未払いトラブルまで解決してくれます。コインパーキング経営のほぼすべてを任せられるので、不正出庫が心配な方などにおすすめです。

不正出庫があっても駐車料金は請求できる


不正出庫は、コインパーキングで多いトラブルです。基本的に利用契約は成立していると考えられるので、駐車料金を請求することはできます。お困りの方は、配達証明付き内容証明郵便で請求書を送付するとよいでしょう。ただし、実際のトラブル解決には専門的な知識を要する場面が少なくありません。素人では対処しきれないことがあるので、コインパーキング業者に管理・運営を任せておくと安心です。

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