コインパーキング経営で考えられる7つのリスクとその対策法

コインパーキング経営は、初心者でも安定した収入を得やすいといわれている魅力的なビジネスですが、失敗するリスクもあります。

事前にリスクや対策法を知って、経営で失敗しないように注意しましょう。

 

今回は、コインパーキング経営で失敗するリスクと対処法を解説していきます。

コインパーキング経営に参入したいけど失敗したくないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

コインパーキング経営の7つのリスク

コインパーキング経営では、次のような7つのリスクが想定されます。

リスク①料金の未払い

コインパーキングでは、駐車スペース以外の敷地内に無断駐車する場合や、フラップ板に乗り上げず駐車料金が発生しないようにする場合など、不正利用をする方も一部存在します。

不正利用により収入機会が失われてしまうだけでなく、ほかの利用者の駐車スペースもとられてしまうリスクが考えられます。

 

駐車場を作る際に空きスペースがないように設計することや、防犯カメラを設置して不正利用者を発見できるようにするなどのリスク対策をしていきましょう。

 

リスク②コインパーキング敷地内でのトラブル

コインパーキングは基本的に無人のため、車上荒らしやいたずら、盗難の危険性もあります。

定期巡回などの防犯対策をおこたると、事件発生時に責任を問われる場合や風評被害から利用が激減する場合もあるので注意しましょう。

 

また、最も気をつけたいリスクが駐車場内で起きる交通事故です。

駐車場の面している道路がせまい場所の場合や、駐車スペースをつめすぎて切り返しの余裕が少ない場所の場合、接触事故が起きることも考えられます。

 

運転技術に自信がない方や、車体の大きな車種に乗っている方からは敬遠されるため、集客の効率が低下するおそれがあります。

専門会社に経営を委託する場合でも、防犯対策や事故の対応について確認しておき、コインパーキング内の治安維持に努めましょう。

 

リスク③近隣住民からの苦情

コインパーキングは基本的に24時間営業のため、早朝から利用される方や深夜に利用される方などさまざまな利用者が訪れます。

そんなコインパーキングで多い主な苦情が、以下になります。

 

近隣住民から来るコインパーキングの主な苦情一覧

  • 深夜のエンジン音がうるさい
  • ドアの開け閉めの音が大きい
  • フラップ板を乗り越える際の音が気になる
  • 排気ガスのニオイが臭い
  • 照明が明るくて眠れない

 

苦情が起きてしまう原因は、開設前の事前調査不足です。

特に住宅街のなかに開設する際は、苦情が起きやすいリスクがひそんでいるため、注意しましょう。

 

リスク④税金面に関するトラブル

土地を所有していると、固定資産税や都市計画税などがかかりますが、場合によっては優遇制度の利用で節税対策ができます。

しかし、コインパーキング経営は優遇制度の対象外のため、節税効果はほとんど見込めないことを念頭に置いておきましょう。

 

リスク⑤収入に関するトラブル

コインパーキングは常に満車になるとは限りません。

空車が起きる可能性を想定せず、稼働率100%の満車状態で想定してしまった結果、思っていた賃料収入が得られないということもあります。

ランニングコストの計算をしていないと、場合によっては駐車場経営自体が難しくなることもあるので気をつけて計算しましょう。

 

また、コインパーキング専門の運営会社に土地を貸し出し、運営・管理をすべて委託する方法の一括借り上げ式も、一見便利ですが賃料が減少するリスクがあります。

コインパーキングの一括借り上げ方式は、収益に関係なく土地の賃料をもらえるので、毎月安定した収入が得られる一方、自分の努力や考えでは賃料を上げることができません。

 

特に契約時の内容をよく確認しておかないと、途中でいきなり賃料が下げられてしまうなど想定外の事態になることもありえますので、注意しましょう。

 

別記事で、コインパーキング経営の初期投資の内訳とかかる費用について詳しく解説しておりますので、併せてぜひご覧ください。

 

リスク⑥市場調査に関するトラブル

事前に市場調査をしっかり行わないと、集客が見込めなくなるケースもあります。

特にバスや電車など公共交通機関で移動する方が多く、需要が見込めない立地では集客が難しいでしょう。

 

また、料金設定が適切ではない場合、競合の駐車場に利用者が流れていってしまい、稼働率が落ちてしまうケースもあります。

新しいコインパーキングが参入してくる場合もあり、近くに競合の駐車場ができてしまうと、条件次第では利用者が流れていく可能性があるため、結果的に収益に影響します。

 

しかし、利用者を取り戻そうとこちらも料金を値下げしてしまうと、さらなる収益減となるリスクがあるので注意が必要です。

 

リスク⑦災害の被害を受ける可能性がある

コインパーキング経営は、比較的災害の影響を受けにくい土地活用法です。

しかし、大地震によって地割れや液状化現象、津波や集中豪雨、洪水による浸水、土砂崩れによる埋没などの影響を受けるリスクもあります。

 

もしコインパーキングのシステムが災害の影響を受けた場合、システムの復旧に多額の資金が必要となり、復旧までの間は収入が得られない可能性もあるでしょう。

災害の影響を受けて経営の継続自体が難しくなる場合もあるため、災害に備えておく必要があります。

 

コインパーキングのリスクによるトラブルを回避する対策法

コインパーキング経営には主に7つのリスクがありますが、どのように対処すればよいのか気になりますよね。

以下に、効果的な4つのリスク対策をまとめました。

 

対策①運営会社選びを慎重に行う

最も重要な対策といえるものが、悪質な業者に注意しつつ信頼できるコインパーキング運営会社を探して管理・運営を任せることです。

適切な管理・運営体制を構築することで、駐車場内で起きる事故やトラブルなどに備えられます。

信頼できるコインパーキング運営会社は、未払いや無断駐車などに対するノウハウを保有していますので、リスクを軽減できます。

 

しかし、悪質な業者の場合、あえて嘘の情報を渡して実際は何も管理をしないという場合もあるので注意が必要です。

コインパーキングを手掛ける運営業者に相談する際は、実績が豊富かどうかや、複数の業者に相談するなど、信頼できる運営業者を見つけてから依頼しましょう。

 

対策②市場調査は綿密に行う

コインパーキング経営は、事前に需要があるかどうか綿密に調べることが重要です。

インターネットの駐車場検索サイトを使えば、立地の近辺にどれくらいの数の駐車場があるかによって、駐車場需要をある程度確認できるでしょう。

 

いくつか駐車場があれば、比較的需要が高い可能性がありますが、多いようなら供給過多になっていることも考えられるので、実際に近隣の駐車場の稼働状況を確認することも必要です。

近隣の不動産会社に、立地周辺の駐車場需要について相談することも有効な手段でしょう。

 

また、周辺のコインパーキングの相場を調べておくことも重要です。

安易に料金設定をすると、競合となる周辺駐車場に利用者が流れてしまうかもしれません。

ただし、料金の安さだけを意識して収益が確保できない料金設定にすると、赤字となってしまうこともあるため収支バランスにも注意して料金設定を行いましょう。

 

対策③事故が起こりにくいような設計をする

コインパーキング経営では、道路幅や駐車スペースに気を付けて事故が起こりにくい設計をすることが重要です。

コインパーキングには多くの車や人が出入りするため、器物破損や車同士の接触や歩行者との接触の危険性もあります。

 

管理の不行届きによる過失があると判断された場合は、経営者に責任を問われるかもしれません。

見通しの悪いスペースや事故の起こりやすい部分はないかを確認し、見つかった場合はカーブミラーや駐車場ポールを設置するなど、設計段階から安全へ配慮しましょう。

 

対策④現実的な稼働率で資金計画を立てる

コインパーキングの稼働率は100%ではなく、8割や6割など現実的な稼働率で収益計算や税金計算をしながら資金計画を立てましょう。

なぜならば、賃料収入が思っていたより少なかった時に、赤字となってしまうからです。

 

駐車場が、常に満車であることに越したことはありませんが、そうではない場合のことも想定して余裕を持った駐車場経営の資金計画を考えておくとベターです。

もし、稼働率が8割・6割程度だった場合にも収益は確保できるのかなど、シミュレーションを行っておくことで、冷静に対応することができます。

 

また、駐車場経営にかかる税金は、特に固定資産税の負担が想定以上に大きく、納税が困難になってしまったパターンはよくあるケースです。

現実的な稼働率での収益や税金の計算を行い、資金計画を立てておきましょう。

コインパーキング経営でのリスクを事前に知ってトラブルを回避しよう

いかがでしたでしょうか。

コインパーキング経営には、駐車場内での事故・トラブルや、災害によるアクシデントが起きるリスク、需要が減少するリスクなどがあります。

個人で経営する場合は対処しきれないトラブルもあるため、運営会社に相談しましょう。

 

専門家によるサポートを受けることで、さまざまなリスクに対処できるようになります。

本サイトでは、コインパーキング経営の業者ランキングをご紹介しています。
コインパーキング経営を業者に委託したいとお考えの方は、ぜひご覧ください。