店舗を利用しない車両による不正駐車。
このような車両が増えると、一般のお客様の駐車ができなくなり、場合によっては来店者数が減ってしまう可能性もあります。
こういった不正駐車への対抗策としておすすめなのが、コインパーキングの設置です。
今回は、不正駐車問題に対処できるコインパーキングのメリットと導入手順を紹介します。
不正駐車に頭を抱えていらっしゃる経営者の方はぜひ最後までご覧ください。
目次
では、不正駐車の対策としてコインパーキングを導入するメリットには一体何があるのかを紹介します。
無料駐車場では、不正駐車を行いそのまま立ち去ってしまう放置車両が発生することが問題視されています。
放置車両は法的処理が難しく、対処する際には店舗側のリソースを割かなければなりません。
コインパーキングを設ければ、放置車両にも必ず請求が発生するため、そもそもの発生自体を抑制できます。
店舗に無料駐車場を設けている場合は、不正駐車を確認するために余計にコストがかかってしまいます。
こういったコストはコインパーキングを導入することで抑えられます。
なぜなら、コインパーキングを導入することで、システムが請求や取り締まりなど駐車場利用に関する業務を無人で行ってくれるためです。
警備員配置などの人件費コストの削減に繋がります。
無料駐車場のままだと、その店舗の収入はお店の売り上げのみです。
しかし、コインパーキングを導入することにより、パーキングの利用料金が追加の収入となります。
もし、その店舗に休業日があった場合、お店が休みでもコインパーキングを稼働させておくことで、コインパーキング目当ての利用者を呼び込み、収入を得られる可能性があります。
店舗の顧客の中には、お店への不正駐車に対して不満を抱えている人もいるかもしれません。
コインパーキングを導入することで、不正駐車の数を減らすことができると、顧客満足度が高まる可能性があるでしょう。
また、お店の利用者については商品購入のレシートなどと連動させることで、コインパーキングの駐車料金を免除できるような設定も可能です。
お店の利用者とコインパーキングのみの利用者で対応を分けられるので、お店利用者の顧客満足度を高められる可能性があります。
ここまで、コインパーキングを導入するメリットを紹介しましたが、導入に手間がかかることを危惧されている方もいるのではないでしょうか。
しかし、コインパーキング導入の手間はそれほど多くありません。
ここからは導入までの3つの手順を見ていきましょう。
コインパーキングを導入する際に、まず行わなければいけないのは駐車場全体の整備です。
地面を平らにする工事や、砕いた石を敷き詰める工事、アスファルト舗装、ライン引きなどを行います。
さらに道路との境目に建てる外構と呼ばれる壁がない場合は、これらも設置します。
外構にはブロック塀やフェンスなどの種類があります。
導入工事は、業者に依頼をするとだいたい一週間程度で完了します。
また、もともと無料駐車場だった場所を作り替える場合は、工事期間を短縮することが可能です。
たとえば、地面の舗装や外構工事が事前にされていれば、その分の工事費用や手間をなくせます。
お店の駐車場としてコインパーキングを運営する場合は、駐車場管理を業者委託することをおすすめします。
基本的にはコインパーキングは無人での対応ですが、機器の定期的なメンテナンスや清掃、クレーム対応など、時には人手が必要になることに注意が必要です。
管理委託会社はそういった管理業務を対応してくれるため、経営者の方は店舗経営に注力できます。
コインパーキングは無人での対応が基本となるので、3つの機器の設置が必要です。
看板 | 利用者を駐車場に誘導するために必要 |
---|---|
照明 | 夜間や24時間稼働の際に危険防止となる |
精算機 | 無人で、料金支払い、出入庫の管理をするために必要 |
これらの設備は業者に依頼することで、設置してもらえます。 管理委託会社と契約をする場合は、業者の手配から設置費用の負担までを行う会社もあるため、確認をしましょう。
今回は、不正駐車の対処法として、コインパーキングを導入するメリットを紹介しました。
コインパーキングを店舗の駐車場に設けると、不正駐車を防止できるだけではなく、人件費の削減やクレームの抑制、収益向上の効果が期待できます。
コインパーキングは比較的簡単に導入が可能であるため、不正駐車の発生を抑制したい方は検討されてみてはいかがでしょうか。
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