収入パターンが異なるコインパーキング経営の各種システム

コインパーキング経営の収入について

コインパーキングの運営における収入は、パーキングの収容台数や稼働状況によって異なってくるため、一概には言えません。回転率が高ければ、当然儲けもアップします。自営の場合は売上げの全てがオーナーの取り分になりますが、専門会社に業務を委託する場合はシステムによって利益配分が異なってきます。

コインパーキング経営の収入はどれくらい?(自営)

時間貸し駐車場の運営をご自身で行われる場合、パーキングの売上げ全てがオーナーの元へ入ってきます。稼働率が、そのまま利益に直結する仕組みです。但し初期投資やメンテナンス費用はオーナーの持ち出しですので、思うように稼働率が伸びないと、赤字になってしまうリスクもあります。1時間いくらで駐車できるかの設定価格に稼働時間と収容台数を掛けると、大凡の所得が分かるでしょう。周辺のパーキングとの競合が起きる可能性も存在します。

コインパーキング経営の収入はどれくらい?(業者委託)

時間貸し駐車場の経営を専門の運営会社に委託する場合、「一括借り上げ方式」と「利益配分方式」があります。「一括借り上げ」は業者から毎月決まった賃料がオーナーへ支払われます。パーキングの売上げは関係ないため、稼働率が上がっても下がっても、賃料は変動しません。多くの運営会社がこの方式を採用しています。「利益配分」はパーキングの売上げを業者とオーナーで分け合います。稼働率が直接関係してくる仕組みです。

初期費用と毎月の維持費はどれくらい?

時間貸し駐車場の初期費用と毎月の維持費用について、参考になる数字を挙げてみます。5台規模のパーキングです。初期費用は「一括借り上げ」だと0円ですが自営の場合は違います。毎月の維持費用も同様に「一括借り上げ」だと0円ですが自営だと費用がかかります。もちろん自営の数字は一例です。パーキングの稼働率が上がれば、自営のほうでは初期費用を早い段階で回収し、黒字を積み上げていくことが出来ます。「一括借り上げ」では一定の賃料が継続的に入ってきます。

まとめ

コインパーキング経営の初心者には、専門の運営会社と「一括借り上げ方式」の契約を結ぶ方法をお勧めいたします。ローリスクだからです。但し駐車場の運営に関する知識が深まれば、収入増を求めて自営に挑戦してみたくなるかも知れません。後々のことを考えて、柔軟に対応してくれる会社を選びましょう。