コインパーキングを経営する上で知っておきたい各設備の名称や仕組みとは

コインパーキングを経営するための各設備

お店や会社を経営する際、機材や家具類など必ず必要なものはたくさんあります。コインパーキングを経営する上でも、様々な設備が必要となります。思わぬ設備投資や、不必要なものまで用意してしまったということがないように、事前に各設備の名称や仕組みなど役割を把握することは重要です。この記事では、コインパーキングを経営するという視点で描く設備の名称や詳細についてお伝えします。

出入り口で管理するゲート式タイプのコインパーキングとは

コインパーキングには複数のタイプがあります。その中でも広い土地で採用されることが多いのがゲート式タイプのコインパーキングです。 ゲート式コインパーキングとは、 駐車場出入口にゲートが設置されている駐車場の事です。主に20台以上の広い駐車場ではこのゲート式タイプが採用され、入口と出口にゲートの棒で封鎖して管理をします。利用者は入口にある発券機から発行された駐車券を取り入庫します。そして、出口で駐車券を入れて精算機し、ゲートバーが開くという仕組みです。 とてもシンプルな設備のため、初期投資費用も抑えられます。 尚、ゲート式パーキングは出口で精算する処理に時間がかかりクルマが詰まりやすいという点と、駐車券を紛失する利用者がいるといった欠点があることも把握しておきましょう。

ロック版で管理するフラップ式タイプのコインパーキングとは

ゲート式以外にもよく目にするのがロック版で管理するフラップ式のコインパーキングです。 フラップ式タイプのコインパーキングは、車両が駐車されるとロック板が跳ね上がり、料金を清算しない限り車を動かせない仕組みになっています。 出庫する際には、精算機に利用した駐車スペースの番号を入力することで精算が可能です。支払いが済むとロック板が下がり出庫可能となります。 フラップ式タイプのコインパーキングでは、ロック板で車に傷がついたといったトラブルや、ロック板が反応せず駐車料金を徴収できないといったこともあります。

近年主流のロック版がないタイプのコインパーキングとは

近年主流のロック板もゲートも無いコインパーキングの仕組みをご存知ですか? 駐車場には死角のないように監視カメラが設置され、画像データデータセンターに送られ、不正出庫や駐車場内での犯罪やトラブルなどが起きないよう管理するタイプの駐車場です。障害物も無くなるので狭い土地でも有効に使えると人気を集めています。 このタイプのコインパーキングのメリットは、ロック板やゲートなどの機械の不具合が生じたり、車をぶつけたりするなどのトラブルが生じにくいことです。また、狭い土地でも広く有効に使えます。 駐車場内は監視カメラで常に画像データを管理しており、不正出庫があったとしてもナンバーから持ち主を特定して請求することが出来ます。 枠線を兼ねたループコイルで、きちんと枠内に駐車したか、長時間の不正駐車はしてないかなども管理が可能です。

料金や規約が記載されている看板

コインパーキングを運営する上で、車を管理する機械以外に看板も重要な設備です。料金や規約などをしっかりと表示しておくことにより、客が利用した際の支払い額や、駐車場内でトラブルが起こった際の管理者側の行動に対して納得してもらう役目を担っています。 コインパーキングの看板は、通称P看板と呼ばれています。大きな「P]の文字によって、そこに駐車場があると運転手や同乗者に気付かせます。P看板は言わば呼び込みのようなものです。P看板に加えて料金や規約を記載した看板も設置が必要です。規約の記載は、不正駐車や犯罪、トラブル防止やトラブル時に役立ちます。

クレジットカードや高額紙幣も扱える精算機

クレジットカードや高額紙幣に対応できる精算機も安定したコインパーキング経営をするために役立つ設備です。 普段クレジットカードで何でも支払いを済ませている人や、万札しかない方にとって負担なく支払いが可能です。 最近は電子マネー対応の精算機もあります。音声がはっきりしていて聞き取りやすいか、見やすい液晶画面で操作しやすいかなど利用者に配慮していることも大切です。また、周辺が静かな場所であれば、昼間と夜でボリュームが調節できる騒音防止機能がついているものを選びましょう。