土地の運用方法として、コインパーキングの経営を考えている方も多いことでしょう。 しかし、コインパーキングの経営を検討するにおいては、今後のコインパーキングに対する需要が気になるという方も多いはずです。 そのためこの記事では、コインパーキングの将来的な需要について解説します。
目次
ここでは、コインパーキングの需要を考えるうえで欠かせない、自動車の需要について解説します。
自動車保有台数は、近年では以下のように推移しています。
年度 | 自動車保有台数(全種類合計) |
2015年 | 80,670,393台 |
2016年 | 80,900,730台 |
2017年 | 81,260,206台 |
2018年 | 81,563,101台 |
2019年 | 81,789,318台 |
2020年 | 81,849,782台 |
2021年 | 82,077,752台 |
上記の通り、自動車保有台数自体は常に右肩上がりで増え続けていることが分かります。
「自動車離れ」などと言われ自動車が減っているイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実際にはその逆であるということです。
それでは、将来的に自動車は減っていくのでしょうか。 確実なことを言うことはできませんが、将来的にはむしろ自動車の需要は増えていくと考えられています。 今後は自動運転機能を搭載した自動車が主流になっていき、2050年には私たちの移動手段の中心は公共交通機関ではなく自動運転機能を備えた自動車になっていくと言われているためです。 大人から子供まで自動運転の自動車に乗って移動する時代が来れば、当然それらを駐車させておくためのコインパーキングの需要も高まっていくと考えられるでしょう。
ここでは、近年登場してきているコインパーキングの新たな需要について解説します。
パーク&ライドとは、最寄り駅に近い場所に駐車場を用意し、そこまで自動車で向かって公共交通機関に乗り換えるというスタイルです。 交通の利便性や公共交通機関の利用率を高めるために、ここ10数年位推進されています。 パーク&ライドを推進している自治体も多く、選択する人が増えればそれだけ駅周辺におけるコインパーキングの需要は高まっていくと言えるでしょう。
パーク&ワークとは、工場など生産施設の近くにコインパーキングを作り、工場等で働く職員が車で通勤してくるスタイルです。 職員の自動車通勤を可能にし、通勤の利便性を高めることが期待できます。 また、郊外の工場においては来客者からのニーズも考えられるでしょう。 こうした考え方の中では、コインパーキングが現在以上に増えることが前提となっています。
コインパーキング需要を考える際には自動車の需要が重要です。 自動車の保有台数は現在では下がることなく上がっており、将来的にもますます高まっていくことが予想されています。 パーク&ライドなど新しい考え方もあり、今後コインパーキングの需要は高まっていくことが予想されるでしょう。
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