資産運用手段の1つとしてコインパーキング経営に目を付けている方にとっては、いったいどれだけの年収が期待できるのかは重要な要素のはずです。
コインパーキング経営による年収は様々ですが、経営方式別に年収モデルを理解しておくと良いでしょう。
そのためこの記事では、コインパーキング経営の年収モデルを紹介し、年収を上げるために大切なポイントを解説します。
目次
ここでは、コインパーキング経営の年収モデルを、10台規模のケースで2パターンに分けて紹介します。
一括借り上げ方式の場合は、1台当たりの賃力が固定で支払われます。
場所にもよりますが2万円~3万円/1台程度が1つの相場となるため、10台だと20万円~30万円程度が月収、240万円~360万円程度が目安となるでしょう。
ただしこの金額は1つの目安であり、例えば東京都内と地方都市とでは1台当たりの賃料には違いある点には注意しましょう。
一括借り上げ方式の場合は、稼働率に関わらず一定の賃料がもらえる点は大きなメリットだと言えます。
自分でコインパーキング運営をする場合は、駐車場の稼働率によって収入は大きく変化します。
1時間当たり300円で12時間稼働だとすると、売り上げは稼働率によって以下の通りになります。
稼働率100% | 稼働率80% | 稼働率50% | 稼働率30% | |
1日の収入 | 36,000円 | 28,800円 | 18,000円 | 10,800円 |
月収 | 1,080,000円 | 864,000円 | 540,000円 | 324,000円 |
年収 | 12,960,000円 | 10,368,000円 | 6,480,000円 | 3,888,000円 |
正確には上記からメンテナンス費用や電気代などを差し引いた額が、自分の収入になります。
ここでは、コインパーキング経営で年収を上げるポイントを解説します。
コインパーキング経営の年収を上げるにはまず、土地選びにこだわることが大切です。
以下のような観点で、コインパーキング経営に適した土地を探してみましょう。
・大きな道路に面しているか
・道路との高低差は無いか(高低差がある場合は土地の造成が必要なこともあります)
・近くに商業施設や病院、役所などがある
・駅に近い
・駐車場の無い賃貸物件が近くにある
・周囲に競合となる月極駐車場やコインパーキングが無いか
立地条件や周辺地域における駐車場の需要などを確認し、コインパーキングに適した土地を見つけましょう。
コインパーキング経営による年収を上げるには、業者選びにもこだわりましょう。
業者に相談する局面も多々あるため、頼りになる業者と取引をすることは大切な要素です。
また、初期費用を抑えることで利回りを上げることができますので、初期費用がなるべくかからない業者を選ぶことも大切でしょう。
コインパーキング経営の年収は、一括借り上げ方式か自分で管理するかによってモデルが変化します。
また、コインパーキングを所有する土地の条件等によっても年収は変化するでしょう。
少しでもコインパーキング経営による収入を上げるためには、土地選びや業者選びにこだわることが大切です。